ドイツCharite Berlin医科大学のUwe Reuter氏らは、既存の薬を2〜4種類使用したが効果が見られなかった、またはそれらに不忍容だった反復性の片頭痛患者を対象に、抗体医薬erenumabを用いるフェーズ3b試験を行い、プラセボよりも1カ月当たりの片頭痛日数50%減少を達成した患者が多かったと報告した。結果は、Lancet誌電子版に2018年10月22日に掲載された。

 片頭痛の治療には急性期治療と予防的治療が行われる。予防的治療には、ベータ遮断薬(プロプラノロール、メトプロロールなど)、抗てんかん薬(トピラメート、バルプロ酸など)、抗鬱薬(アミトリプチリンなど)などが用いられている。それらはいずれも、片頭痛を対象として開発された薬剤ではなく、片頭痛予防における作用機序は明らかではない。また、それらが利益をもたらす患者の割合は半分に満たない。

 カルシトニン遺伝子関連ぺプチド(CGRP)受容体に対する完全ヒトモノクローナル抗体erenumabは、既にフェーズ2試験で片頭痛の日数を減らすことが示されている。そこで著者らは、2〜4種類の片頭痛予防薬が有効ではなかった反復性片頭痛患者に対するerenumabの有効性と忍容性を評価する

erenumabは難治性の片頭痛予防に有望の画像

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