5大陸の21カ国で、乳製品の摂取量と、死亡および主要心血管イベントの関係を検討する大規模コホート研究を実施したカナダMcMaster大学のMahshid Dehghan氏らは、乳製品の定期的摂取者は普段乳製品を摂らない人に比べ、死亡率と心血管イベントリスクが低く、全乳製品でも低脂肪製品でも同様のリスク低下が見られたと報告した。結果は、Lancet誌電子版に2018年9月11日に掲載された。

 全脂肪乳製品(全乳製品)には飽和脂肪酸が多く含まれているため、血中脂質量に影響を与え、心血管疾患と死亡のリスクを増やすことが考えられる。一方で、アミノ酸、ビタミン、ミネラルなど、乳製品には健康に良い影響を与える成分を含むことも明らかだ。そこで著者らは、あらゆる乳製品摂取量とタイプ別の乳製品の摂取量を調べ、死亡や主要心血管イベントの関係を調べるために、国際的な大規模コホート研究Prospective Urban Rural Epidemiology(PURE)スタディを計画した。

 この前向き研究には、5大陸の21カ国(アルゼンチン、バングラディシュ、ブラジル、カナダ、チリ、中国、コロンビア、インド、イラン、マレーシア、パレスチナ自治区、パキ

乳製品は総死亡率と心血管リスクを減らすの画像

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