小児癌サバイバーを長期にわたって追跡した研究で、膵尾部に照射された放射線量とその後の糖尿病罹患の間に有意な関係があることが明らかになった。仏INSERMのFlorent de Vathaire氏らによると、膵尾部に10グレイ以上の照射を受けた患者では、照射を受けなかった患者に比べ、45歳時点の糖尿病リスクが10倍以上に上昇していた。論文は、Lancet Oncology誌電子版に2012年8月23日に掲載された。
海外論文ピックアップ Lancet誌より
Lancet Oncology誌から
膵尾部への照射線量が高かった小児癌サバイバーは糖尿病になりやすい
10グレイを超えると、45歳時点の糖尿病リスクは11.5倍
2012/09/06
大西 淳子=医学ジャーナリスト
新規に会員登録する
会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。