日経メディカルのロゴ画像

JAMA Network Open誌から
遺伝子検査は癌病期分類の精度を改善するか?
非小細胞肺癌で癌遺伝子の発現情報を加味したTNMB分類を検討

遺伝子検査は癌病期分類の精度を改善するか?の画像

 米国California大学San Francisco校のGreg J. Haro氏らは、TMN分類の8版に癌関連遺伝子の発現情報を加味したTMNB分類システムを提案し、ステージI~IIICの非小細胞肺癌(NSCLC)で手術を受けた患者を対象に、無病生存率を推定したところ、TMNB分類の方が従来のTMN分類よりも予測精度が高かったと報告した。結果は、JAMA Network Open誌電子版に2019年12月6日に報告された。

 2018年から利用されるようになったTMN分類8版の有用性に関する外部検証では、8版の生存予測の能力が7版より向上したことを示せず、ステージIに分類された患者の5年死亡率は40~45%と高かった。そこで著者らは、予測精度を改善するために分子生物学的な情報を追加することが必要だと考え、TMNでは早期に分類されたのに術後に死亡した非扁平上皮NSCLC患者に特徴的な遺伝子発現パターンがあるかどうかを調べた。その上で新たな病期分類システムとしてTMNB分類を提案した。

 著者らがTMNに追加したのは、3つの参照遺伝子(ESD、TBP、YAP1 )と比較した、11の癌関連遺伝子 (BAG1、BRCA1、CDC6、CDK2AP1、ERBB3、FUT3、IL1

この記事を読んでいる人におすすめ