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JAMA Network Open誌から
PPIの継続使用はウイルス性胃腸炎を増やす?
条件をマッチさせた非使用者との比較で相対リスクが1.81

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 プロトンポンプ阻害薬(PPI)継続使用が、ウイルス性の急性胃腸炎(AGE)のリスクに与える影響ついて検討した研究は、これまでほとんどなかった。フランスINSERMのAna-Maria Vilcu氏らは、AGEが流行する冬期のPPI継続使用とAGE発症の関係を検討するコホート研究を行い、条件をマッチさせたPPI非使用者に比べ、AGE発症リスクが上昇していたと報告した。結果はJAMA Network Open誌電子版に2019年11月27日に掲載された。

 PPIの継続使用とAGE発症の関係を調べるために、著者らは、北半球でAGEが流行する冬期に、後ろ向きのマッチドコホート研究を実施した。フランスの約7000の薬局(全土の薬局のおおよそ30%に相当)の調剤記録が登録されているLTDデータベースを利用して、2015~16年の冬期に登録されていたすべての処方データの中から、PPIを継続使用していた患者1人あたり3人まで、出生年、性別、かかりつけ薬局がマッチするPPI非使用者を選出した。

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