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JAMA誌から
CKD患者はバクロフェンの脳症リスクが高い
バクロフェンを新たに処方された高齢CKD患者のコホート研究

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 バクロフェンを使用した慢性腎臓病(CKD)患者が脳症を発症した症例報告が複数ある。カナダInstitute for Clinical Evaluative SciencesのFlory T. Muanda氏らは、オンタリオ州の患者情報を登録したデータベースを利用して、バクロフェンの使用を開始した高齢のCKD患者の30日以内の脳症発症リスクを調べるコホート研究を行い、高用量を処方された患者は低用量を処方された患者より脳症リスクが高く、バクロフェン使用者は非使用者よりもリスクが高かったと報告した。結果は、JAMA誌電子版に2019年11月9日に掲載された。

 中枢性筋弛緩薬のバクロフェンは、GABA受容体作動薬として主に痙縮に対する治療に用いられている。このほか、アルコール依存、胃食道逆流、眼振、三叉神経痛などにも適応外使用されている。主に肝臓で代謝される他の筋弛緩薬と異なり、そのまま尿中に排泄されるため、腎機能が低下している患者では半減期が長引くことが知られている。

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