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JAMA Network Open誌から
急性胃腸炎の嘔吐にオンダンセトロンを試す
ウイルス性胃腸炎の流行期に静脈ライン確保が必要な患者を減らす可能性

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 米国Zucker School of MedicineのRobert A. Silverman氏らは、12歳以上の嘔吐を伴う急性胃腸炎患者を対象に、即効性と徐放性のオンダンセトロンを組み合わせた二相性放出薬の経口投与をプラセボと比較するランダム化比較試験(RCT)を行い、オンダンセトロンは嘔吐の管理に有効で、静注薬と輸液の必要性を減らせそうだと報告した。結果はJAMA Network Open誌電子版に2019年11月8日に掲載された。

 急性胃腸炎は一般的な疾患で、米国だけでも年間に約1億7900万件発生しており、60万人が入院し、5000人が死亡している。主な治療は、脱水に対する水分と電解質の補給だ。経口補水が有効ではない患者には、輸液が必要になる。

 開発中の二相性のオンダンセトロンは、即効性のオンダンセトロン6mgと徐放型のオンダンセトロン18mgの組み合わせで、投与直後から24時間後まで血中濃度を臨維持するよう設計されている。輸液なして経口薬だけで治療できれば、患者本人も楽だし、ウイルス性胃腸炎が流行する時期の診療も助かる。そこで著者らは、この二相性オンダンセトロンが、胃腸炎関連の嘔吐を減らし、投与後24時間の静注療法の必要性を減らせるかを検討するRCTを計画した。

 

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