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JAMA Surgery誌から
術後30日間の感染症は長期成績に影響する
30日間の感染非経験者よりも術後1年目までの感染症と死亡のリスクが高い

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 米国VA BostonのWilliam J. O'Brien氏らは、2008~15年に大手術を受けた退役軍人患者のデータを分析し、術後30日間に感染症を経験した患者では、そうでない患者に比べ、術後31~365日の間の感染症リスクが3.2倍に、死亡リスクは1.9倍になっていたと報告した。結果は、JAMA Surgery誌電子版に2019年11月6日に掲載された。

 術後感染症がその後の生存率を低下させることは知られており、手術部位感染を起こした退役軍人患者では、生存率が最大で42%も低下したという報告もある。しかし、術後30日間の感染症と、その後の長期的な感染症リスクとの関係は明らかではなかった。そこで著者らは、術後30日間の感染症発症が術後31~365日までの感染症発症リスクや死亡リスクと関連しているかを調べるために、大規模なレトロスペクティブコホート研究を実施した。

 Veterans Affairs Surgical Quality Improvement Project(VASQIP)データベースから、2008年1月から2015年12月までに、退役軍人局関連の病院で大手術を受け、術後30日以上生存していた患者を同定した。大手術前の30日間に別の侵襲的な処置を受けていた患者は除外した。対象者は術後30日以内に感染症を経験した患者

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