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JAMA誌から
化学療法を受けた小児の真菌症予防効果のRCT
推奨薬のフルコナゾールよりカスポファンギンが有望

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 米国Children's Hospital of PhiladelphiaのBrian T. Fisher氏らは、急性骨髄性白血病(AML)で化学療法を受け、好中球減少状態にある小児や若年成人患者を対象に、侵襲性真菌感染を予防するためにフルコナゾールまたはカスポファンギンを投与するランダム化比較試験(RCT)を行い、カスポファンギンの方が予防効果が高かったと報告した。結果はJAMA誌2019年11月5日号に掲載された。

 成人患者に対する診療ガイドラインは、AML患者に対して、ポサコナゾールの予防的投与を推奨している。しかし、小児に対するポサコナゾールの有効性と安全性を他剤と比較した研究はなく、信頼できる投与スケジュールも提示されていないため、小児患者にはフルコナゾールが推奨されていた。しかし、フルコナゾールは、酵母には有効だが糸状菌には作用しない。

 糸状菌の代表であるアスペルギルスと酵母の代表であるカンジダによる真菌症の予防におけるカスポファンギンの有効性と安全性を検討した研究は、これまでにも行われており、生後3カ月以上の患者に対する予防的投与の利益が示されていた、

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