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JAMA Pediatrics誌から
幼児のスクリーンメディア使用、脳への影響は?
使いすぎると脳の読み書き能力を司る部位の微細構造が不完全になる可能性

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 スクリーンメディア(テレビやPC、スマートフォン、タブレットなど)の利用は乳児期に始まり、年齢上昇と共に利用機会が増えている。米国Cincinnati Children’s Hospital Medical CenterのJohn S. Hutton氏らは、3~5歳の小児47人を対象に、認知機能評価やMRI検査の結果と、親が回答したスクリーンメディアの使用実態を調べる横断研究を行い、スクリーンメディアの使用頻度が増えると、言語能力の発達を支える脳の白質路の完全性が低くなる可能性を指摘した。結果はJAMA Pediatrics誌電子版に2019年11月4日に報告した。

 米小児科学会(AAP)は、低年齢の小児に対するスクリーンメディアの使用制限を推奨している。認知・行動面の発達への悪影響、たとえば、言葉の遅れ、実行機能の低下、睡眠不足、認知機能全般の低下や、親子関係の希薄化、といった問題が生じる可能性を危惧したからだ。

 著者らは、脳の発達への影響が明らかになっていないままに、低年齢の小児のスクリーンメディアの使用が増加していることから、3~5歳の未就学児の言語と読み書きの能力に関係する脳の白質路の完全性と、スクリーンメディア利用の関係を明らかにするために、横断的研究を実施した

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