日経メディカルのロゴ画像

JAMA Neurology誌から
若い時の血管リスクが高齢期の脳容積に影響
英国の長期コホート研究で69~71歳の脳画像と36歳時の血管リスクに相関

若い時の血管リスクが高齢期の脳容積に影響の画像

 英国University College LondonのChristopher A. Lane氏らは、1946年に始まった長期追跡コホート研究を利用して、参加者が36歳・53歳・69歳時点の血管危険因子を評価し、69~71歳の時点で実施したMRIやPET画像による脳の形態学的変化との関連を調べ、若年成人期の血管リスクと高齢期の脳の形態的な変化に関連が見られたと報告した。結果はJAMA Neurology誌電子版に2019年11月4日に掲載された。

 高血圧、肥満、糖尿病、喫煙などの血管危険因子は、高齢期の認知障害の危険因子でもあると考えられる。高齢になってから発症するよりも、中年(40~65歳)のうちから長期間危険因子に曝される方が、リスクが高いと予想されるが、若年成人期の血管危険因子が高齢期の認知機能にどのように影響するかは明らかではなかった。

 そこで著者らは、National Survey of Health and Development(NHSD)が行った1946年生まれの英国人5362人が参加したコホート研究で、参加者の年齢が30代の時から血管危険因子を調べていたことを利用して、若年成人期や中年期の血管リスクと、高齢期(69~71歳)に検査した画像診断結果を組み合わせて、関連を調べることにした。

この記事を読んでいる人におすすめ