日経メディカルのロゴ画像

JAMA Intern Med誌から
甲状腺癌治療が妊娠に与える影響は?
放射線治療から6カ月後以降の妊娠なら悪影響は見られない

甲状腺癌治療が妊娠に与える影響は?の画像

 韓国健康保険審査評価院のHye Ok Kim氏らは、分化型の甲状腺癌で甲状腺切除術や術後の放射性ヨウ素療法(RAIT)を受けた、出産可能な年齢の女性を対象にした全国規模のコホート研究を行い、RAIT治療から妊娠までの期間が6カ月以上あれば、妊娠関連のアウトカムにRAITによる有害な影響は見られなくなると報告した。結果はJAMA Intern Med誌電子版に2019年10月21日に掲載された。

 RAITは甲状腺切除術を受けた患者に生存利益をもたらすために行われるが、放射性ヨウ素は卵巣に影響を与え、希発月経、続発性無月経、早発閉経などが生じることがある。放射線は遺伝子突然変異の危険因子でもある。欧米のガイドラインでは、RAITから6~12カ月の妊娠を避けるよう推奨しているが、RAITと妊娠関連アウトカムの関係を調べる大規模な研究はこれまで行われていなかった。そこで著者らは、韓国の健康保険データベースを用いた大規模コホート研究で、治療からどのくらいの期間を待てば妊娠しても安全なのかを探ることにした。

 韓国のHealth Insurance Review and Assessment(HIRA)データベースは、同国の全国民を対象にした医

この記事を読んでいる人におすすめ