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JAMA Network Open誌から
腎不全患者の終末期ケアの質を評価する研究
死亡前に透析を中止するか、ホスピスを利用すると遺族の評価が高い

腎不全患者の終末期ケアの質を評価する研究の画像

 米国退役軍人省のClaire A. Richards氏らは、維持透析を受けている慢性腎不全患者に対する終末期ケアを遺族がどう感じたかを調べる後ろ向きコホート研究を行い、死ぬ前に透析を中止した患者の遺族の方が終末期ケアの評価が良好で、透析を継続していた患者ではホスピスを利用した患者の遺族の方が、ケアに対する印象は良好だったと報告した。結果はJAMA Network Open誌電子版に2019年10月11日に掲載された。

 米国には末期腎不全で維持透析を受けている患者がおおよそ50万人いる。それらの4人に1人が、死亡前に透析を中止していることが報告されている。透析を中止した患者の終末期ケアの質と、それがホスピスケアを受けることで左右されるかどうかは、ほとんど分析されていなかった。

 そこで著者らは、死亡前の透析中止と、遺族による終末期ケアの質の評価を検討し、死亡時点でホスピスケアを受けていたかどうかによって評価が変化するかどうかを全米レベルのコホート研究で調べることにした。

 対象は、退役軍人医療センター111施設で維持透析を受けており、2009年10月1日から2015年9月30日までに死亡した末期腎不全患者3854人の家族。VAの入院施設、ICU、急性期病

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