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JAMA Pediatrics誌から
熱性痙攣の再発回数が増えると要注意
3回以上再発を経験した小児はてんかんや精神疾患のリスクが増加する

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 デンマークAarhus大学のJulie Werenberg Dreier氏らは、同国で出生した小児約200万人を対象とする前向きコホート研究を行って、熱性痙攣の再発の回数が多くなると、その後にてんかんや精神疾患と診断されるリスクが高くなったと報告した。結果はJAMA Pediatrics誌電子版に2019年10月7日に掲載された。

 熱性痙攣は生後3カ月から5歳までの小児の2~5%に発生すると報告されている。この疾患は一般に良性と考えられているが、患者の多くが再発を経験する。再発を何度も繰り返す小児は、痙攣の持続時間が長く、症状はより重度になる傾向があり、神経学的なダメージが大きくなる可能性がある。しかし、再発が小児の神経・精神面の発達や、死亡率に影響を与えるかどうかは不明だった。

 そこで著者らは、デンマークの小児を対象とする全国規模のコホート研究を行って、熱性痙攣の再発リスクを推定し、長期追跡して、再発性の熱性痙攣とてんかんや精神疾患、死亡率の間に関係が見られるかどうかを調べることにした。

 デンマーク市民登録制度を利用して、1977年1月1日から2011年12月31日までに単胎出産で産まれ、生後3カ月時点で生存している全ての小児をコホートの組み入れ

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