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JAMA誌から
小脳出血への血腫除去術は成績を改善するか?
保存的治療と血腫除去術の適応を考えるためのIPDメタアナリシス

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 小脳出血(ICH)患者には外科的な血腫除去が行われることが多いが、これを支持する確かなエビデンスはなかった。ドイツErlangen-Nuremberg大学のJoji B. Kuramatsu氏らは、ICH患者に対する外科的な血腫除去術と保存的治療のアウトカムを比較するために、系統的レビューとメタアナリシスを行ったところ、3カ月後の機能的転帰が良好な患者の割合に差はなかった。ただし血腫が小さいと保存的治療が、大きいと手術の成績が良くなる傾向を示した。結果はJAMA誌2019年10月8日号に掲載された。

 これまで、ICH患者の血腫に対する介入法について検討したはランダム化比較試験は行われていなかった。米国心臓協会と米国脳卒中協会(AHA/ASA)のガイドラインは、直径が3cmを超える小脳出血に対して、外科的血腫除去術を推奨している。しかし、これを支持または否定するエビデンスはなかった。そこで著者らは、ICH患者を対象として、外科的血腫除去術の機能的転帰および死亡率との関係を検討することにした。

 コクランライブラリ、Pub-med、Scopusダータベース、国際的な臨床試験登録(ClinicalTrials.gov、European Clinical Trials Database

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