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JAMA Network Open誌から
高齢者の飲酒量は認知機能に関係するか?
まったく飲まない人と大量飲酒者は認知機能低下リスクが高そう

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 米国Harvard公衆衛生大学院のManja Koch氏らは、米国の市中在住の高齢者を対象に、自己申告された飲酒量と認知症の発症、および認知機能の低下の関係を調べる前向きコホート研究を行い、まったく飲酒しない人と大量飲酒者は、少量飲酒者に比べ認知機能スコアが低下しやすく、軽度認知機能障害(MCI)がある患者の大量飲酒は特に影響が大きいことなどを報告した。結果は、JAMA Network Open誌電子版に2019年9月27日に掲載された。

 これまでに行われた疫学研究から、全く飲酒しない人に比べ、適度に飲酒する人の心血管疾患リスクや認知症リスクは低いことが示唆されている。しかし、飲酒量や頻度と認知症リスク、アポリポ蛋白Eε4(APOE4)アレルの有無、MCIに対する飲酒の影響などは、多くの観察研究の条件が様々に異なるため、明らかではなかった。

 そこで著者らは、飲酒と認知症の関係を評価し、そこにMCIやAPOE4アレルの影響があるかどうかを検討するコホート研究を計画した。組み入れ対象にしたのは、イチョウ葉サプリメントに認知症の発症率を減らす効果があるかを調べた二重盲検のランダム化比較試験Ginkgo Evaluation of Mem

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