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JAMA Ophthalmology誌から
カカオフラバノールは視覚機能を改善しない
ダークチョコレートを食べても視力検査や網膜の血流に改善なし

カカオフラバノールは視覚機能を改善しないの画像

 ドイツLudwig-Maximilians大学のJakob Siedlecki氏らは、光干渉断層血管撮影(optical coherence tomography angiography:OCTA)などで、カカオフラバノールの抗酸化作用が視覚機能に与える影響を調べたが、摂取後2時間の評価で、主観的にも客観的にも、利益は見られなかったと報告した。結果は、JAMA Ophthalmology誌電子版に2019年9月26日に掲載された。

 ダークチョコレートに豊富に含まれるフラバノールが、一酸化窒素を通じた血管拡張作用を発揮して網膜の酸素供給を改善し、視覚に好影響を与えるという報告がある。しかし、この研究では有効性の裏付けとなる客観的な指標の変化を示せていなかった。そこで著者らは、フラバノールが豊富なダークチョコレートが、主観的な視覚機能に及ぼす影響を調べるため、OCTAによって網膜の血流動態を評価することにした。

 対象者は、Ludwig-Maximilians大学で2018年7月に募集した22人の健康な人々だ。眼疾患がなく両眼の機能が正常な人で、近視がある場合は-8.0Dまで、遠視がある場合は5.0Dまで、乱視がある場合は-3.0Dまでとした。参加者にはあらかじめ検査前日にはカフェインや乳製品を消費しないように依頼した。女性13人

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