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JAMA誌から
行動療法と理学療法は混合性尿失禁に効くか?
尿道スリング手術に骨盤底筋訓練などを併用しても手術単独との差はわずか

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 米国Women and Infants Hospital of Rhode IslandのVivian W. Sung氏らは、腹圧性尿失禁と切迫性尿失禁の両方を有する混合性尿失禁の女性患者を対象に、中部尿道スリング手術に加え行動療法と骨盤底筋訓練を追加した場合の効果を、手術のみの場合と比較するランダム化比較試験ESTEEMを行い、12カ月後のUrogenital Distress Inventoryスコアの変化に有意差が見られたが、臨床的に意義のあるレベルではなかったと報告した。結果は、JAMA誌2019年9月17日号に掲載された。

 女性の尿失禁有病率は高く、最大で58%と報告されている。混合性尿失禁患者には、腹圧性尿失禁または切迫性尿失禁に対する治療のどちらかが用いられており、第一選択の一つが行動療法と骨盤底筋訓練だ。過活動膀胱の薬物療法を行う場合もある。しかし、多くの女性が手術を受けている。中部尿道スリング手術が腹圧性尿失禁の治療に有効であることは報告されているが、切迫性尿失禁の症状を改善するかどうかについては、十分なデータはなかった。

 そこで著者らは、中部尿道スリング手術の周術期に行動療法と骨盤底筋訓練を併用すると、スリング手術のみを行った場合に比べ、12カ月時

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