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JAMA Network Open誌から
既に転移した肝内胆管癌でも局所治療は有意義
手術や放射線治療を併用すると化学療法単独より全生存期間が改善

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 米国Ohio州立大学のNikhil T. Sebastian氏らは、National Cancer Databaseを用いて診断時に転移が認められた肝内胆管癌(ICC)患者の診療データを抽出し、化学療法を単独で行った場合と、肝臓の手術や放射線治療を化学療法と併用した場合の全生存期間を比較し、局所治療を併用した患者の方が全生存期間が長かったと報告した。結果はJAMA Network Open誌電子版に2019年9月13日に掲載された。

 ICCは、局所進行と転移のリスクが高く、肝臓と胆嚢の腫瘍の中では悪性度が高い。進行した、または転移性のICC患者に対する標準治療は化学療法で、局所治療も検討することになっている。そこで著者らは、診断時に既に転移があったために、化学療法が第一選択となった肝内胆管癌患者を対象に、化学療法のみを行った場合と、化学療法に加えて根治的局所治療を行った場合の全生存期間への影響を比較するため、National Cancer Databaseを利用したコホート研究を実施した。

 2004年1月から2014年12月までにICCと診断された患者は2万3273人いた。このうち診断時点で既に転移が見つかった患者は4310人、第一選択で化学療法を実施した患者は2518人いた。さらに、化学療

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