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JAMA Network Open誌から
認知症介護者の睡眠時間と質を調べる研究
介護者の睡眠時間は対照群より短く質も低いが、介入で改善できる

認知症介護者の睡眠時間と質を調べる研究の画像

 認知症患者を介護する家族は慢性的なストレスを感じている。米国Baylor大学のChenlu Gao氏らは、介護者の睡眠について調べた研究のメタアナリシスを行い、介護者の睡眠時間は年齢がマッチする非介護者に比べ短く、睡眠の質も低いが、介入により改善が期待できると報告した。詳細は、JAMA Network Open誌電子版に2019年8月23日に掲載された。

 米国では、認知症患者の家族約1600万人が、長期に渡って介護に携わっている。そうした介護者の身体的、精神的、認知的な健康の大きな部分が睡眠に依存するが、介護者の多くは慢性的にストレスを感じており、ストレスが睡眠の質と量の悪化を招いている。そこで著者らは、認知症患者を介護する家族の睡眠障害の程度や、治療によって利益が得られる可能性について検討するために、系統的レビューとメタアナリシスを実施した。

 PubMed、Scopusに2018年6月までに登録されていた論文で、介護者、配偶者、世話人という単語と、睡眠、サーカディアンリズム、認知症、アルツハイマー病といったキーワードを含むものを検索し、認知症患者を介護している家族の睡眠時間または睡眠の質について報告していた805件の研究を同定した。英語で書

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