院外心停止者の転帰に強力に関係する要因の1つが、胸骨圧迫が適切に行われるかどうかだ。米国Minnesota大学のSue Duval氏らは、神経学的転帰が良好な状態での生存確率を最大にする胸骨圧迫速度(CCR)と圧迫深度(CCD)について検討するコホート研究を行い、CCRとCCDの最適な組み合わせは107回/分と深さ4.7cmだったと報告した。結果はJAMA Cardiology誌電子版に2019年8月14日に掲載された。

 これまでに行われた、基本的な心肺蘇生に関する研究では、CCRとCCDの両方が、院外心停止者の生存確率に関係することが示されていた。しかし、CCRが速ければCCDが不十分になる可能性もあり、最適な組み合わせは確立しておらず、性別や年齢が違うどの患者に対しても同じ方法が有効なのかも判明していなかった。

 そこで著者らは、機能的転帰良好な生存の確率を最高にする組み合わせを突き止め、年齢、性別、心停止リズム、CPR補助デバイス(インピーダンス閾値弁装置;ITD)の使用などが及ぼす影響について検討するために、コホート研究を計画した。

 ROC PRIMED試験は、米国とカナダの救急医療サービス機関150施設が2007年6月から2009年11月まで心肺蘇生を行

院外心停止者への胸骨圧迫の最適条件を探すの画像

ログインして全文を読む