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JAMA誌から
中年期の高血圧が後の認知症リスクに関連
ARIC研究のコホートを長期追跡して血圧変動パターンと認知症の関係を分析

中年期の高血圧が後の認知症リスクに関連の画像

 中年期の人々の血圧を24年間にわたって定期的に測定し、変化のパターンと認知症発症の関係を検討した米国Johns Hopkins大学のKeenan A. Walker氏らは、中年期からずっと正常血圧を維持していた人々に比べ、中年期からずっと高血圧だった人と、中年期は高血圧で高齢期には低血圧になっていた人の認知症発症リスクは高かったと報告した。結果はJAMA誌2019年8月13日号に掲載された。

 中年期の高血圧は、その後の認知機能の低下と認知症の発症に関係することが示唆されている。また、一定の条件下では、低血圧も同様のリスク上昇をもたらすことが示唆されている。ゆえに血圧の管理は、認知症の予防策となる可能性がある。しかし、高齢者の認知症リスクを減らすためには、どの年齢の人々の血圧を正常化する戦略が効果的なのかは明らかではなかった。

 著者らは、中年期から高齢期の血圧の変化のパターンと、その後の認知症、軽度認知障害の関係について検討するために、Atherosclerosis Risk in Communities(ARIC)研究のコホートを利用することにした。この研究は現在も継続中で、当初は1987~1989年に米国の4地域(メリーランド州ワシ

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