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JAMA Network Open誌から
都市の緑化では木陰を作る樹木が良い?
オーストラリアの研究で樹木が多い地域は心理的苦痛が少ない

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 オーストラリアWollongong大学のThomas Astell-Burt氏らは、同国の大都市に住む45歳以上の人々を対象に、居住地域の緑化の程度と住民のメンタルヘルス、および植生の種類との関係を検討するコホート研究を行い、木陰を作る樹木を植えることが住民の精神的健康に貢献するようだと報告した。結果はJAMA Network Open誌電子版に2019年7月26日号に掲載された。 

 これまでに行われた、都市の緑化と近隣住民の健康に関する研究の多くは横断的であり、どのようなタイプの緑地が精神的な健康により大きな利益をもたらすかは、ほぼ検討されていなかった。そこで著者らは、あらゆる緑地、または種類別の植生の緑地と、人々の健康の関係を調べることにした。

 オーストラリアのSax Instituteが実施した45 and Up Studyに参加した、ニューサウスウェールズ州の3つの大都市(シドニー、ウロンゴング、ニューカッスル)に住み、追跡終了まで転居しなかった住民を分析対象にした。2006年1月1日から2009年12月31日までベースラインのデータを収集し、2012年1月1日から2015年12月31日まで追跡を実施した。

 対象者の居住地の周囲の緑化の程度は、オーストラリア統計局の土地利用細分

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