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JAMA Intern Med誌から
安定狭心症患者に対する鍼治療のRCT
薬物療法に針治療を併用すると症状が軽減する

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 中国成都大学のLing Zhao氏らは、慢性の安定狭心症に対する鍼治療の影響について検討するランダム化比較試験(RCT)を行って、通常の薬物療法に加えて鍼治療を行うと、狭心症発作の頻度が低下し、疼痛を軽減すると報告した。結果はJAMA Intern Med誌電子版に2019年7月29日に掲載された。

 中国では、慢性安定狭心症患者に対して、漢方薬と鍼治療が追加適用されることが多い。しかし、狭心症患者に対する鍼治療の有効性を示した、一貫したデータはなかった。そこで著者らはRCTを行い、慢性の安定狭心症患者に対する薬物療法に鍼治療を追加した場合の有効性と安全性を検討することにした。

 中国の医療機関5カ所で外来患者と入院患者から参加者を募集した。対象は、年齢が35~80歳で、米心臓病学会(ACC)と米心臓協会(AHA)の診断基準に合致する慢性安定性狭心症患者。発症から3カ月超が経過しており、狭心症の発作が週に2回以上ある、症状に変動が見られないこととした。心筋梗塞を起こしたことがある患者、重度心不全、心臓弁疾患、重度の不整脈、心房細動、心筋症、精神疾患などがある患者は除外した。3カ月以内に針治療を受けて

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