肥満度を評価する場合、主にBMIが指標として用いられる。米国Iowa大学のYangbo Sun氏らは、Women's Health Initiative(WHI)研究に参加した女性のうち、2017年2月まで継続して追跡できた参加者のデータを用いて、肥満と総死亡率・心血管死亡率・癌死亡率との関係を調べ、ウエスト周囲径(WC)が88cm超の中心性肥満と判定された閉経後女性は、BMIは正常範囲でも死亡リスクが高かったと報告した。結果は、JAMA Network Open誌電子版に2019年7月24日に掲載された。

 ウエスト周囲径を指標とする中心性肥満は、内臓脂肪の状態を反映し、BMIとは独立した危険因子であることが知られている。しかし、米国の肥満管理ガイドラインの多くは、BMIが正常範囲の人に対しては、中心性肥満があっても、生活指導や減量プログラムの対象にしていない。そこで著者らは、BMIが正常範囲でも中心性肥満がある女性は、両方とも正常範囲の女性よりも死亡率が高いという仮説を検証してみることにした。

 WHI研究は、年齢50~79歳の閉経後女性を対象に、1993~1998年に米国の40施設で参加者を募集している。6万8132人が参加して、食生活の修整、ホルモン補充療法、カルシウムとビタミンDの補充

ウエストが太い閉経後女性は死亡率が高いの画像

ログインして全文を読む