癌患者の抗PD-1/PD-L1療法に対する反応を予測するために、米食品医薬品局(FDA)が承認している検査はPD-L1免疫組織化学染色(IHC)だが、新たな検査法も開発されている。米国Johns Hopkins Medical InstitutionsのSteve Lu氏らは、腫瘍組織中の遺伝子変異量(TMB)、遺伝子発現プロファイリング(GEP)、マルチプレックス免疫組織化学染色(mIHC)/免疫蛍光染色(IF)アッセイの、抗PD-1/PD-L1療法に対する反応性予測における精度を、PD-L1/IHCと比較する系統的レビューとメタアナリシスを行い、mIHC/IFが最も良好だったと報告した。結果は、JAMA Oncology誌電子版に2019年7月18日に掲載された。

 FDAは非小細胞肺癌、メラノーマ、膀胱癌、胃癌、子宮頸癌患者に抗PD-L1/PD-1療法を適用するかどうかの判断を支援するコンパニオン診断薬として、PD-L1 IHCを承認している。PD-L1の発現レベルは、特定のタイプの癌では治療に対する反応と相関するが、この関係は絶対的ではない。また、診断検査としてのPD-L1 IHCにはいくつかの限界がある。

 そこで著者らは、PD-L1 IHCを含む4種類の検査の、抗PD-1/PD-L1療法(FDAに承認されているニボルマブ、ペムブロリズマブ、アテゾリ

PD-1/PD-L1阻害薬への反応予測マーカーは?の画像

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