米国Washington大学のRichard G. Bach氏らは、急性冠症候群(ACS)患者に対して、シンバスタチン単剤治療とシンバスタチンとエゼチミブを併用した強化療法の、LDLコレステロール(LDL-c)値と心血管イベントを比較したIMPROVE-IT試験のデータを年代別に2次解析し、2剤併用のイベント抑制効果が大きいのは75歳以上の高齢患者だったと報告した。結果はJAMA Cardiology誌電子版に2019年7月17日に掲載された。

 急性冠症候群で入院した患者では、年齢が上昇するとともに有害な心血管転帰のリスクが上昇する。一方、厳格な脂質低下療法が急性冠症候群後の患者の心血管イベントを減らすことを示したランダム化試験では、対象者の平均年齢は約60歳であり、75歳以上の患者に対するデータはわずかしかなかった。その結果、75歳以上の患者に対する推奨は、ガイドラインによって異なっている。

 そこで著者らは、39カ国の1147施設が協力して、年齢の上限を設けずに1万8144人のACS患者を組み入れたThe Improved Reduction of Outcomes:Vytorin Efficacy International Trial(IMPROVE-IT)のデータを二次解析することにした。この試験は、急性冠症候群(ST上昇また

高齢者の急性冠症候群は厳格な脂質降下が効くの画像

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