帯状疱疹は、自家造血幹細胞移植(HSCT)を受けた患者にしばしば見られる合併症の1つだ。ベルギーGlaxoSmithKline社のAdriana Bastidas氏らは、同社が開発した組換え帯状疱疹ワクチンを、幹細胞移植から50~70日時点とその後1~2カ月時点で計2回接種すると、中央値21カ月の追跡で、プラセボを接種した対照群よりも帯状疱疹の発症を大きく減らすことができたと報告した。フェーズ3試験の結果は、JAMA誌2019年7月9日号に掲載された。

 HSCTを受けた患者の帯状疱疹リスクは、移植から2~3年経つと、免疫機能の改善に伴って低下する。ハイリスク期間には一般に、抗ウイルス薬の予防的投与が行われるが、治療遵守が不良だと効果はのぞめない。また、適切な投与期間は明らかではない。予防接種は長期にわたって有効な可能性はあるが、免疫抑制状態の患者には生ワクチンは禁忌とされている。

 GSK社の組換え帯状疱疹ワクチンは、水痘・帯状疱疹ウイルスの糖蛋白質E抗原とアジュバントASO1Bからなる。健康な成人に接種しても、水痘・帯状疱疹ウイルスの感染を引き起こさないこと、50歳以上の成人と70歳以上の成人の帯状疱疹発症を予防できる

造血幹細胞移植後の帯状疱疹を減らせるか?の画像

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