オーストラリアNew South Wales大学のBrendan Smyth氏らは、透析を受けている末期腎不全患者が100人以上参加している189件のRCTを抽出してプール化し、米国の透析患者登録データベースと患者特性を比較したところ、平均年齢、糖尿病合併率、死亡率などに違いが見られたと報告した。結果はJAMA Intern Med誌電子版に2019年7月8日に掲載された。

 ランダム化比較試験(RCT)のメタアナリシスから得られたデータはエビデンスレベルが高いと考えられている。しかし、RCTの結果を一般化して患者全体に当てはめるためには、RCTの参加者と患者全体の臨床特性が共通している必要がある。RCTは交絡因子の影響を減らすために組み入れ条件に制限を設けることが多く、RCTの参加者に比べ一般の患者の方が多様性に富んでいることが示唆されている。

 そこで著者らは、全米の透析患者登録データベースであるUS Renal Data System(USRDS)を透析患者全体の特性を反映した母集団に見立て、透析患者を対象にしたRCTの参加者を比較して、年齢、合併症、死亡率に違いがあるかどうかを調べることにした。

RCT参加者は患者全体の特性を代表しているか?の画像

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