非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)患者に対する減量介入の有効性と安全性を評価したランダム化比較試験(RCT)を抽出して、系統的レビューとメタアナリシスを行った英国Oxford大学のDimitrios A. Koutoukidis氏らは、介入による減量効果が認められた場合は、肝疾患の血液マーカーや組織学的マーカーなどに改善が見られ、対照群よりも非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の有病率が低かったと報告した。結果はJAMA Intern Med誌電子版に2019年7月1日に掲載された。

 世界の成人の約25%がいわゆる脂肪肝のNAFLD患者であり、この中から炎症と線維化が進行してNASHや肝硬変に進展する患者が現れる。また、肥満者の50~75%はNAFLDだと報告されている。現時点ではNAFLDとNASHの治療に承認された薬はない。ガイドラインが推奨しているのは、食生活と運動の変更による生活習慣の是正だが、特定の減量法は推奨していないため、医師によってアドバイスが異なるのが現状だ。

 減量法には、行動療法や薬物療法、減量手術などが考えられるが、それぞれがNAFLDの改善にどの程度の役割を果たすかは明らかではなかった。そこで著者らは、NAFLD患者に

減量はNAFLD患者の検査値を改善するの画像

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