薬剤溶出ステント留置後の抗血小板薬2剤併用(DAPT)の最適な継続期間については、いまだに議論がある。京都大学の渡部宏俊氏らは、エベロリムス溶出性コバルトクロムステントの留置を受けた日本人患者を、DAPT1カ月+クロピドグレル単剤投与、または標準的なDAPT12カ月継続にランダムに割り付けて、12カ月間の心血管イベントと出血イベントへの影響を比較するオープンラベルの多施設臨床試験STOPDAPT-2を行い、12カ月DAPTに対する1カ月DAPTの非劣性または優越性を報告した。結果はJAMA誌2019年6月25日号に掲載された。

 欧州のガイドラインは、出血リスクが高くない急性冠症候群患者の場合には12カ月以上、安定冠動脈疾患患者には6カ月以上のDAPT継続を推奨している。メタアナリシスでは、12カ月以上に比べ、6カ月以下のDAPTは、虚血イベントのリスクを上昇させることなく、出血リスクを下げることが示されている。さらに、DAPT期間が長いと死亡率が上昇することを示唆したデータもあった。

 第二世代のステントや薬剤溶出ステントの登場により、ステント血栓症の発生率は大きく低下し、スタチンを含む薬物療法の向上もあって、心筋梗塞の発生率は低

PCI後の抗血小板薬2剤併用は1カ月に短縮可能の画像

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