急性心筋梗塞(AMI)で行われる画像検査の筆頭が心エコー検査だ。米国Massachusetts大学医学部のQuinn R. Pack氏らは、入院患者データベースを用いて、AMI患者に対する心エコー検査と治療成績や入院日数などの関係を分析して、この検査の実施率が高い病院と低い病院を比べると、院内死亡率と3カ月以内の再入院率に差はなく、入院日数が長く、医療費は増加していたと報告した。結果はJAMA Intern Med誌電子版に2019年6月17日に掲載された。

 診療ガイドラインは、AMI患者に対する心エコー検査の適用を推奨している。しかし、心エコー検査の実施が、AMI患者の治療成績の改善につながるかどうかを調べたエビデンスは少ない。そこで著者らは、米国の397病院が参加して全米の入院患者の15~20%に相当するデータを集めているPremier Healthcare Informatics入院患者データベースを用いて、経胸壁心エコー検査の実施とAMIで入院した患者のアウトカムを調べるコホート研究を実施した。

 対象は2014年1月1日から2014年12月31日までにAMIで入院した患者。年齢、性別、人種、保険の種類、合併症の記録を確認した。重症度は受けた救命治療の種類で評価した。各病院の特性(病床規模

心エコー検査は治療成績の改善につながるか?の画像

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