睡眠時間が短いことは肥満と関連づけられている。米国立衛生研究所(NIH)のYong-Moon Mark Park氏らは、乳癌の危険因子を探るためのコホート研究のデータを利用して、夜間の睡眠環境に人工的な照明があることが、女性の体重増加と肥満、過体重の発生に関係していると報告した。結果はJAMA Intern Med誌電子版に2019年6月10日に掲載された。

 動物実験では、夜間の光曝露は、メラトニン・シグナル伝達、サーカディアンリズムや、睡眠障害に直接影響する可能性があり、それにより体重増加と肥満が発生することが示唆されている。齧歯類モデルでは、人工光が時計遺伝子の発現を抑制し、摂食行動を変化させ、体重増加を引き起こすことも示されていた。しかしこれまで、ヒトを対象に、就寝中の人工光曝露が肥満のリスクや有病率に関係するかどうかを検討する質の高い研究は行われていなかった。

 そこで著者らは、乳癌の危険因子を探るための前向きコホート研究Sister Studyに参加した35~74歳の女性を分析対象にした。Sister Studyは、2003年7月から2009年3月まで、米国の50州とプエルトリコで、本人は乳癌ではないが、姉妹の少なくとも1人が乳癌と診断されている女性を募

就寝時に灯りがあると肥満になりやすい?の画像

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