心臓手術または非心臓手術を受けた患者は、新たに心房細動(AF)を発症しやすいことが知られている。米国Minnesota大学のRajat Kalra氏らは、経カテーテル大動脈弁留置術(TAVI)または外科的大動脈弁置換術(AVR)の実施後のAF発症率を調べるコホート研究を行い、術後はAFを発症しやすく、新規にAFを発症した患者は院内死亡リスクが高かったと報告した。結果はJAMA Intern Med誌電子版に2019年6月3日に掲載された。

 TAVIやAVRを受けた患者がAFを起こす割合を調べた研究はこれまでにもあるが、報告されている発症率は8~100%と非常に幅広く信頼性に欠けていた。そこで著者らは、大規模なデータベースの登録情報に基づいてAF発症率を推定し直すことにした。さらに入院中の脳梗塞や死亡率に与える影響も調べることにした。

 米国民の診療情報をデータベース化しているNationwide Inpatient Sample(NIS)に、2012年1月1日から2015年9月30日までに登録されていた情報を利用して、TAVIまたは単独AVRを受けるために入院していた成人患者を選び出した。入院前にAFと診断されていた患者や、入院中にTAVIとAVRの両方を受けた患者、1回の入院中にPCIまたは冠動脈バイパス手術も

TAVIやAVRを受けた後は心房細動発症率が高いの画像

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