敗血症でICUに入院したが生存退院できた敗血症サバイバーの、長期的な死亡リスクは高い。英国St Thomas' HospitalのManu Shankar-Hari氏らは、サバイバーの死亡にかかわる危険因子の同定に取り組み、一般的な患者特性と敗血症特異的な患者特性の候補を特定した。詳細は、JAMA Network Open誌電子版に2019年5月31日に掲載された。

 過去20年間に行われた敗血症に関する疫学研究は、発症率は上昇したが、急性期の死亡率は低下したことを示している。これは、敗血症サバイバーが増加していることを意味する。近年の系統的レビューでは、平均するとサバイバーの16%が、契機となった敗血症の入院から1年以内に死亡していた。

 著者らは、入院時点で情報が得られる要因の中から、長期的な死亡の独立した危険因子を同定すれば、ハイリスクの患者を同定し、死亡リスクを低下させるための介入が可能になると考えて、16歳以上の敗血症サバイバーを対象に、長期死亡と独立した関係を示す一般的要因(年齢や性別など)と敗血症特異的要因(感染部位や不全臓器の数など)を同定するために、観察コホート研究を実施した。

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