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JAMA Network Open誌から
危険因子としての社会行動的要因のエビデンス
要因数が多いほど高血圧と糖尿病の発症リスクが増加

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 全米医学アカデミーは、健康に関係する社会的要因と行動的要因、例えば学歴や運動などに関する情報を電子的医療記録に組み込むことを推奨している。しかし、それに臨床的価値があるかどうかは明らかではなかった。米国California大学San Francisco校のMatthew S. Pantell氏らは、住民ベースの前向きコホート研究を実施し、社会行動的要因と、その後の高血圧と糖尿病の発症の間に有意な関係が存在し、独立した危険因子と見なせると報告した。結果はJAMA Network Open誌電子版に2019年5月17日に掲載された。

 著者らは、非営利医療保険団体であるKaiser Permanente Northern Californiaが成人加入者の一部を対象として、3年ごとに実施している社会人口学的特性の調査(Adult Member Health Survey)のデータを用いて、2005年、2008年、2011年、2014年に調査に参加した人のうち、ベースラインで高血圧と糖尿病ではなかった人を2016年12月31日まで追跡し、新規発症リスクと社会行動的要因の関係を調べることにした。

 著者らが注目した社会行動的要因は、1)人種/民族(黒人、ヒスパニック、アジア系、非ヒスパニック系白人、その他)、2)学歴(高卒未満

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