心血管イベントの一次予防を目的とする低用量アスピリンの使用の利益は不明だ。台湾の長庚大学医学院のWen-Yi Huang氏らは、ランダム化試験(RCT)を対象とする系統的レビューとメタアナリシスを行い、頭蓋内出血のリスクは、対照群に比べアスピリン群の方が有意に高く、特に硬膜下または硬膜外出血のリスク上昇が大きいと報告した。結果は、JAMA Neurology誌電子版に2019年5月13日に掲載された。

 心筋梗塞や虚血性脳卒中の二次予防における低用量アスピリンの利益は、出血リスクを上回る事が示されている。しかし、一次予防を目的とする低用量アスピリンの使用は、出血リスクの上昇が利益を相殺する可能性がある。出血イベントの中でも、頭蓋内出血の死亡率は高く、障害が残る可能性もあるからだ。

アスピリンの1次予防は頭蓋内出血を増やすの画像

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