癌治療において、PD-1/PD-L1阻害薬の適用が増加している。これら薬剤に関連する有害事象の理解を深めることが重要だと考えた米Mayo ClinicのYucai Wang氏らは、PD-1/PD-L1阻害薬を単剤で用いた臨床試験を対象に有害事象の発生率を評価する系統的レビューとメタアナリシスを行い、これまでの有害事象の総括をJAMA Oncology誌電子版に2019年4月25日に報告した。

 米国ではこれまでに、PD-1阻害薬2剤(ニボルマブとペムブロリズマブ)とPD-L1阻害薬3剤(アテゾリズマブ、アベルマブ、デュルバルマブ)が承認されている。これらの薬は免疫チェックポイントを阻害して、癌細胞を攻撃することから、自己免疫疾患様の有害事象が起こり得ることが報告されている。

 そこで著者らは、PubMed、Web of Science、Embase、Scopusを検索して、2017年10月1日から2018年12月15日までに、いずれかのPD-1/PD-L1阻害薬を単剤で癌患者に用いた臨床試験で、治療関連有害事象のデータを表にまとめていたものを選び出した。同じ臨床試験の結果が複数の論文で報告されている場合は、最も新しく詳しいデータが報告されている論文を選んだ。

PD-1/PD-L1阻害薬に関する有害事象のまとめの画像

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