英国Dundee大学のDaniel Morales氏らは、プライマリケアデータベースを用いてフルオロキノロンの処方に関係する末梢神経障害のリスクを検討し、経口キノロンの使用により相対リスクが1.47倍になり、使用期間が1日延長するとリスクは3%ずつ上昇し、最長180日間まで認められたと報告した。結果はJAMA Neurology誌電子版に2019年4月29日に掲載された。

 フルオロキノロンは、尿路感染症、呼吸器感染症、消化器感染症などの治療に広く用いられているが、この薬の有害事象の1つに末梢神経障害がある。その発症機序はまだ明らかではなく、相対的または絶対的なリスクの定量もほとんど行われていなかった。

 そこで著者らは、フルオロキノロン曝露がもたらす相対的なリスクと絶対的なリスクを評価し、曝露のタイミングが末梢神経障害リスクに及ぼす影響を検討するために、英国のプライマリケアデータベースに登録されていた匿名化されたデータを用いて、ネステッドケースコントロール研究を実施した。

キノロンは末梢神経障害リスクを上昇させるの画像

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