米国North Carolina大学Chapel Hill校のSeth A. Berkowitz氏らは、患者の疾患に合わせて管理栄養士が調整した医療食の宅配サービスの有用性を検討する後ろ向きコホート研究を行い、サービスの利用者では入院の発生率が減少し、サービスの料金を含めても医療費は安くできると報告した。結果はJAMA Intern Med誌電子版に2019年4月22日に掲載された。

 健康を維持するためには適切な食事を摂ることが重要だが、患者が指示された食事を摂取し続けることは難しい。例えば、障害がある人や近隣に食料品店がない人々が食材を調達することは容易ではなく、費用の面から必要な食材を購入できない人もいる。また、食材を入手できても調理する十分な時間がない人もいる。

 対策の1つとして近年検討されているのが、医学的に調整された食事(Medically Tailored Meal ; MTM)を提供する戦略だ。MTMは、特定疾患の患者の健康状態を改善し、医療の利用と医療費を減らす可能性がある。MTMを提供する介入がその後の入院の抑制につながるかどうかを明らかにするため、著者らは後ろ向きコホート研究を実施した。

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