ノルウェーOslo大学のAngela Lupattelli氏らは、1999~2008年に同国の妊婦に参加を呼びかけ、母子の健康を調べているコホート研究データを分析して、妊娠中のベンゾジアゼピン系抗不安薬またはベンゾジアゼピン受容体に作動する睡眠薬(z睡眠薬)の使用は、生まれた児の5歳時点の微細運動、粗大運動、コミュニケーションスキルやADHD症状と関連が見られなかったと報告した。結果はJAMA Network Open誌電子版に2019年4月5日に掲載された。

 妊婦の最大15%に不安障害が認められ、抑うつを伴うこともある。そうした患者の不安軽減と鎮静に、ベンゾジアゼピンが必要になる場合がある。z睡眠薬は、全般性不安障害患者に多い不眠症状の治療に用いられている。実際に妊婦の1~4%がベンゾジアゼピンやz睡眠薬を使用しているとの報告があるが、どちらの薬もGABA受容体の活性に影響を与えるため、胎児の脳の成熟を妨げる可能性が考えられる。

 ベンゾジアゼピンやz睡眠薬は、妊娠期間中、断続的に処方されるが、使用時の妊娠週数や使用期間の長さと、子供にに与える影響との関係は不明だった。また、それらはオピオイド系鎮痛薬や抗うつ薬と併用されることも多

母体のベンゾジアゼピン使用は児のADHDに関係しないの画像

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