カテーテルアブレーションが、標準的な薬物療法に比べ、心房細動(AF)患者の長期的な転帰を向上させられるかどうかを検討する、研究者主導の多施設ランダム化試験CABANAを行った米Mayo ClinicのDouglas L. Packer氏らは、主要評価項目には有意差がなかったと報告した。しかし、AFの再発はアブレーション群に有意に少なかった。結果はJAMA誌2019年4月2日号に掲載された。

 従来は数十年の間、AF治療の第1選択は抗不整脈薬を用いた薬物療法とされていた。しかし、発作性AFの再発予防に、カテーテルアブレーションが抗不整脈薬より有効であると1998年に報告されて以来、アブレーションの適用例が増えてきた。初期の研究では、薬物療法では治療が難しいハイリスク患者を対象にアブレーションの有効性が示されてきたが、より幅広いAF患者を対象に、アブレーションと薬物療法有効性を比較した大規模なランダム化試験は行われていなかった。そこで著者らは、研究者主導の多施設ランダム化試験であるThe Catheter Ablation vs Antiarrhythmic Drug Therapy for Atrial Fibrillation(CABANA)を計画した。

AF患者に対するアブレーションの優位性示せずの画像

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