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JAMA Pediatrics誌から
体外授精児は小児癌のリスクが微増する
肝芽腫が有意に増加、白血病やリンパ腫には差が見られず

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 米国Minnesota大学のLogan G. Spector氏らは、体外授精(IVF)と小児癌の関係を調べる住民ベースの後ろ向きコホート研究を行い、10歳までの小児癌発症リスクは通常出産児よりもIVF児の方がわずかに高く、差は胎児性腫瘍、特に肝芽腫の増加に由来しており、その他の癌には差が見られなかったと報告した。結果はJAMA Pediatrics誌電子版に2019年4月1日に掲載された。

 小児癌の多くは、母胎内にいる間にイニシエーションが起きていると考えられることから、IVFで生まれた児の小児癌リスクを自然妊娠による子と比較することは重要だ。そう考えた著者らは、米国の体外受精クリニックの83%以上のデータを登録し、CDCに報告しているSociety for Assisted Reproductive Technology Clinical Outcomes Reporting System(SART CORS)のデータを用いて、14州の癌登録データと照合し、10歳までの小児癌の発症率を比較することにした。

 対象は、2004年1月1日から2012年12月31日までにSART CORSに登録されたIVF出生児だ。比較の対象としてSART CORSに登録されていない非IVF出生児を、IVF出生児1人当たり10人をランダムに選び出した。追跡は2004

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