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JAMA Pediatrics誌から
米国におけるPICUでの脳死の実態調査
PICUで死亡した5人に1人が脳死で、約半数が臓器を提供

米国におけるPICUでの脳死の実態調査の画像

 米国Pennsylvania大学のMatthew P. Kirschen氏らは、米国で脳死を宣告された小児患者の疫学と臨床特性を調べるために、全米の小児病院の患者データを集めたVirtual Pediatric Systemsデータベースを分析して、小児集中治療ユニット(PICU)で死亡した小児患者の5人に1人が脳死宣告を受けており、そのうち半数が臓器提供していたと報告した。結果はJAMA Pediatrics誌電子版に2019年3月18日に掲載された。

 米国では、Society of Critical Care Medicine、American Academy of Pediatrics、Child Neurology Societyが、2011年に、小児における脳死判定のガイドラインを改訂した。近年、脳死の医学的、法的、倫理的な受容は広まっているものの、脳死の概念とその判定方法に関する議論は続いている。大学病院のPICUで死亡した小児患者のうち、脳死患者の割合は約15%という小規模な研究報告はあるものの、市民の理解を深め信頼を確保するには、疫学データに対する正確な理解が必要だ。

 そこで著者らは、Children's Hospital Associationなどが構築を進めたVirtual Pediatric Systemsデータベースを用いて、

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