日経メディカルのロゴ画像

JAMA Intern Med誌から
尿中シュウ酸値が高いとCKDが進行しやすい
24時間尿のシュウ酸値別にeGFRの50%低下や透析導入の発症率を比較

尿中シュウ酸値が高いとCKDが進行しやすいの画像

 米国Harvard大学医学部のSushrut S. Waikar氏らは、尿中のシュウ酸排泄量が多いと慢性腎臓病(CKD)が進行しやすくなるという仮説を検証するため、Chronic Renal Insufficiency Cohort(CRIC)研究に参加している患者の24時間尿のシュウ酸排泄量を測定し、排泄量が多い患者は、CKDが進行しやすく末期腎不全(ESRD)を発症しやすかったと報告した。結果はJAMA Intern Med誌電子版に2019年3月4日に掲載された。

 まれな遺伝病である原発性高シュウ酸尿症や、結腸でのシュウ酸吸収過多によって生じる腸高シュウ酸尿症の合併症に、シュウ酸腎症による腎不全があることは知られている。しかし、より一般的なタイプのCKD患者の病気の進行と、尿中シュウ酸値の関係については、これまで検討されていなかった。そこで著者らは、尿中シュウ酸高値が、CKDの進行に影響するかどうかを検討することにした。

 CRIC研究はCKD患者を対象にしたコホート研究で、心血管疾患、CKDの進行、死亡の危険因子を探るため、2003年6月1日から2008年9月30日までに米国の7施設で参加者を募集した。組み入れ対象は、年齢21~74歳で推定糸球体濾過率(eGFR)が20~70mL/分/1.73m2の患者だ。

この記事を読んでいる人におすすめ