米国California大学Davis校のNathan Kuppermann氏らは、発熱して救急部門を受診した生後60日以内の乳児の中から、重篤な細菌感染症(SBI)ではない患者を同定し、不要な入院治療や腰椎穿刺を減らすための簡単な予測ルールの構築を試みた。その結果、尿検査陰性、好中球数が4090個/μL未満、血清プロカルシトニンが1.71ng/mL未満であれば、SBIリスクは低いと判定できると報告した。詳細は、JAMA Pediatrics誌電子版に2019年2月18日に掲載された。

 米国では、年間に50万人近くの乳児が、発熱により救急部門やその他の外来を受診している。生後60日以内の発熱患者の中で、尿路感染症、菌血症、髄膜炎などのSBIと診断される割合は8~13%だ。特に菌血症と細菌性髄膜炎を見逃すと、患者を危険にさらすことになるため、腰椎穿刺を行う、スペクトラムの広い抗菌薬を処方する、入院を促す、といった治療が行われることが多い。そうした治療はコストの上昇を招き、患者にリスクを負わせることにもなる。

 乳児のSBI患者には発熱以外の症状が見られない可能性があるが、どの子が侵襲性感染症なのかを判定できる単独の検査法はない。臨床意思決定を支援する予測ルールがあれば、医

発熱乳児の不要な腰椎穿刺を減らすリスク予測の画像

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