脳梗塞を起こした患者の嚥下障害の持続期間を予測することは、治療方針の決定において重要だ。スイスKantonsspital St GallenのMarian Galovic氏らは、脳梗塞から7日後と30日後の嚥下機能を予測するモデルの構築を試み、別のコホートで検証したところ、高い予測精度が得られたと報告した。詳細は、JAMA Neurology誌電子版に2019年2月11日に掲載された。

 嚥下困難があると、栄養障害、脱水、誤嚥性肺炎を起こしやすく脳梗塞からの回復を阻害する。そのため経鼻胃管チューブ(NGT)や経皮的内視鏡下胃瘻造設術(PEG)などが考慮される。しかし、これらの処置にも合併症のリスクはあり、患者全員がメリットを得られるとは限らない。ガイドラインの多くは、7日以内に経口摂取能力が回復しない場合にはNGTを、嚥下障害が30日以上回復しないと予測される場合はPEGの実施を推奨している。しかし、個々の患者の嚥下機能の回復を予測するための体系的なモデルはなかった。

 これまでに行われた研究では、嚥下障害の持続の危険因子として、National Institutes of Health Stroke Scale(NIHSS)のスコア、両側の梗塞、誤嚥の徴候、年齢などが同定されていた。著

脳梗塞後の嚥下機能回復予測モデルを作成の画像

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