米国ではいまだに、喘息増悪に対する抗菌薬の経験的治療が行われている。その利益とリスクを確認するために、後ろ向きコホート研究を実施した米Massachusetts大学のMihaela S. Stefan氏らは、早期の抗菌薬投与は治療失敗を減らす効果がなく、入院期間の延長と費用の増加が見られたと報告した。結果は、JAMA Intern Med誌電子版に2019年1月29日に掲載された。

 ガイドラインは、喘息の増悪に対する治療に抗菌薬を用いないよう勧告している。しかし、著者らが先に行った研究では、米国では、喘息で入院した患者の49.1%に抗菌薬が処方されていた。そこで著者らは、喘息の増悪により入院した患者に抗菌薬を投与しても利益はないという仮説を調べるコホート研究を計画した。

 この研究には、全米の主に都市部の543の急性期病院が参加しているPremier Inpatient Databaseのデータを用いた。対象は、2015年1月1日から2016年12月31日までに、喘息または喘息を伴う急性呼吸不全で入院した18歳以上の患者。このうち、プレドニゾロン換算で1日20mg以上の経口または静注ステロイド投与を受けていた患者に限定した。ただし入

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