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JAMA Network Open誌から
糖尿病患者は中心角膜厚が肥厚する
緑内障の診断と治療により一層注意が必要か

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 中国広東総合病院のXiao-Yang Luo氏らは、シンガポールの中国系、マレー系、インド系住民を対象に、眼疾患の疫学調査SEEDスタディを行い、糖尿病患者ではそうでない人に比べ中心角膜厚(CCT)が厚くなっていたと報告した。詳細は、JAMA Network Open誌電子版に2019年1月4日に掲載された。

 糖尿病は原発性の開放隅角緑内障の危険因子とされている。正確な眼圧の評価は、緑内障の診断と治療において重要だ。接触式でも非接触式でも、眼圧検査では角膜に圧力を加えて変形度から眼圧を推定する方式が採用されている。そのため、角膜中央部の厚さが標準より厚いと眼圧は過剰に高く評価され、薄いと過剰に低く評価される。

 臨床現場では、CCTはほとんど変化せず、患者を長期間追跡する場合にも、1回評価すれば良いと考えられていた。しかし、糖尿病の有無と血糖値がCCTの測定値に影響を及ぼす可能性を示唆した研究がいくつか報告されている。ただし、一貫した結果を示しているわけではなく、有意な関係を見いだせなかった研究もあった。そこで著者らは、アジアの複数の人種を対象に、糖尿病、随時血糖値、HbA1cとCCTの関係を検討することにした。

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