ガイドラインがスクリーニングを推奨している対象なのに検査を受けない人は、禁煙や運動に取り組まない人と同様に総死亡率は高いのか? 米国立癌研究所のDudith Pierre-Victor氏らは、PLCO(前立腺・肺・大腸・卵巣)癌スクリーニング試験で、ランダムに介入群に割り付けられた人のデータを分析し、推奨されたスクリーニング検査を受けなかった人たちは、スクリーニング対象の癌を除く総死亡率が高かったと報告した。結果は、JAMA Intern Med誌電子版に2018年12月28日に掲載された。

 慢性疾患予防のガイドラインが推奨している食事、運動、禁煙、肥満対策などに取り組もうとしない人は、総死亡率が高いことが報告されている。著者らは、癌対策ガイドラインがスクリーニングを推奨している対象に当てはまるにも関わらず、勧められた癌検診を受けないこと(不遵守)も総死亡率の増加に関係するのではないかと考えた。そこで、PLCO癌スクリーニング試験のデータを用いて、仮説の検証を試みた。

 PLCO試験は、癌検診によって対象となる癌の死亡率を減らすことができるかどうかを検討するために実施された臨床試

癌検診を受けない人は総死亡率が有意に高いの画像

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